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2012年2月 8日 14:06  岩瀧寺を愛する会

独鈷の滝冬景色

 2月4日。今年は異常に寒い立春です。北の方は大雪の便りがしきりです。
 朝、岩瀧寺さんへ電話。「そちら雪降ってませんかぁー」「積もってますよ、庭一面真白でーす。」と竜光尼様の元気なお声が返ってきました。
 早速出掛けることにしました。大阪駅11時11分発「こうのとり7号」はよく空いていました。柏原駅着12時22分、駅前からタクシー。「雪解けたんでっか?」「昨日と今日は良い天気ですっかり溶けました。佐治奥の方はまだ残っているかも知れませんが..」ちょっと不安になりました。車窓に見える十九山、五台山、佐治奥の見透かす山並まで全く雪がありません。ところが香良へ入ったあたりから軒下に雪が見え始め、香良病院から奥は道も真白です。庵主様、疑って御免なさい。
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 へっぴり腰でようよう辿り着いた岩瀧寺の雪景色は何年振りでしょうか?昔は30センチぐらいはいつも積もっていた記憶があります。
 「昨日はマイナス8度、今日はマイナス4度でした。水道が凍って水が出なくて..」「・・それは大変ですね。」「昨晩は寒くて寝られなくてねー、妹は昨日も一昨日も寝られなくて..」。お察しします、この寺は昔から暖房が効かないんです。
 バックを寺に預け奥の院へ。滝まで2町と云ってましたが.. 多分4~500メートルぐらいかと思います。
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独鈷の瀧の雪景色、まだら模様ですが、まあ何とか間に合いました。先客が一人、盛んにシャッターを切っています。お恥ずかしいですが、こちらは"コンパクトデジカメ"。本来なら三脚にスローシャッターが基本でしょうとは知りつつ、軽いが一番という歳になってしまいました。
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この瀧の良いところはどんなカメラでもオートでぴったりと入るところ。ただ豪快さは全くありません。近年は水量が少なくなって、更に優雅になりました。高さは五丈三尺と云われていますから、18メートルぐらいでしょうか。昔、浅山一伝斎がこの瀧で修行したと伝えられていますが、今でもこの瀧に打たれる修験者が見られます。瀧直下は平な大きな岩盤で、深さは肩迄と条件が揃っています。
 一度だけこの滝壺が土砂で殆ど埋まったことがありました。それを村の方が大変な努力で取り除かれ、今の深さを保っているのです。この瀧の優美さは滝壺にあり、と私は常々思っているのですが、美しい瀧の条件として、落口からの直瀑であること、周囲の岸壁と緑の深さ、瀧に似合う滝壺の広がり等、加えてその歴史まで、つまり周囲の環境ということでしょうか。
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瀧の正面右手の石段を登れば不動尊を祀る岩窟です。拝殿の右手から内部に入ることも出来ます。洞内は広さ20㎡程、最奥に不動尊立像が祀られています。正面右手は行者洞で神変大菩薩を祀ります。
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 護摩堂は現在、戸が閉まっています。以前は2月16日と8月16日がお不動さんのお祭りで、ここで護摩が焚かれました。その頃は護摩堂の外側に50センチ程張り出した欄干があって、そこからの瀧の眺めが絶景でしたが、今は見られなくて残念です。先程のカメラマンはどうやら不二の瀧へ行ったようですが、この雪では危険でしょう。
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 雪解け道を家族連れやカップル、ひとり旅等、続々と登ってきます。岩瀧寺へ2時過ぎに戻り、お茶をいただき庵主様とよもやま話。柏原駅へはついでがあるからと庵主様が車で送って下さいました。恐縮です。
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「こうのとり18号」発車まで少し時間があるので駅中のレストランへ。「特製猪肉ラーメン」を注文。猪肉は随分久し振り。全く癖がなくて美味しい。ホームの広告に「丹波名物-丹波栗、丹波松茸、丹波猪」とあります。たしか丹波山芋だった筈が猪に変わりました。「猪肉入り丹波山芋のつみれ汁」なんかいかがでしょうか。
 16時6分発特急で大阪着は17時20分でした。岩瀧寺へ行くのも随分便利になりました。皆様も春には是非お出掛けを。
(小林英哉)

















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